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2008年6月 6日 (金)

山川酒造

スタンプラリーで最後に回ったのが山川酒造です。伊平屋、伊是名には行けませんでしたが、山川酒造を見ることで見学したかった蔵元は全部回れました。実は龍泉と津嘉山には2回行きましたが
Cimg0560 古酒の山川と言われる山川酒造は長期貯蔵に耐えられる酒質を持つ酒造りに熱心で、砕米に比べて扱いが難しいと言われる丸米を仕込みに使っています。自社製品はすべて丸米、組合に納めるお酒は他の蔵元と同じく砕米で仕込むそうですが、その砕米にも一手間かけてよりよいお酒が造れるように工夫されていました。それは蔵元の姿勢もさることながら、ある程度の規模を持つ山川酒造だからこそ出来る一手間で、後で龍泉で聞いてみると本当はやりたいけどまとめて大量に仕入れないと出来ないので難しいと言うことでした。昔より状況は改善されたらしいですが、輸入米を使うのはいろいろ面倒も多いんですね。
Cimg0565 仕込みの工程に関して言えば他の蔵元と大きくは違いません。丸米の為、米の溶け具合とかはぜ込みには時間を要するようですが、特に変わったことをするわけではないとの事。原酒は53度程度、免許の関係ですべて44.9度以下に和水して貯蔵されます。案内してくれた工場長は原酒での貯蔵に興味があるようでしたが、個人的にも原酒での貯蔵が出来れば最高だろうなとは思います。
Cimg0571 貯蔵タンクはとにかく圧巻で、長距離核弾頭ミサイルの林のようです(見たこと無いけど)。これらのタンクから汲み出して瓶詰めされるわけですが、30度以上の商品の冷却濾過は緩いそうなので個人的に貯蔵するならやはり43度がベストなようです。ま、しっかり濾過されていても古酒になりますけどね。うちのメニューに載っている珊瑚礁はレギュラー30度ですが、蒸留2003の古い物なのでやっぱり美味しくなっています。
山川酒造さんは、古酒を語る上ではずせないのはもちろんですが、造りに関しても丸米を使うなど挑戦的な試みがされていておもしろいと思います。大手とは違う方向でこれからの業界を引っ張っていく、そんな気がしました。

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